
美波が「京都むらさきの」の振袖を着るようになったのは19才の秋。華奢で、透明感のある少女、そんな印象だった。小学生の頃は好きな男のコの前では真っ赤になるのですぐ「ばれちゃう(笑)」というエピソードがうなずける一方、だからといって相手の好みに自分を合わせるかと言えば「むしろ逆」。美波の魅力と奥深さは、補色のように背中合わせになっている印象の違う個性だろう。「京都むらさきの」の振袖と美波が作り出す世界はセッションのように生まれる。
「仕事に入り込んでいるときって擬似恋愛みたいというか……」
その美波の表現力が今月、鹿賀丈史、藤原竜也とともに立つ「かもめ」(栗山民也演出)の舞台で開放される。仕事である演技の世界に没頭していく中で、美波にときめきを与えてくれる監督、スタッフ、共演者がいる。「本当に尊敬できる素敵な人たちで、むしろ恋愛にはしたくない」、言ってみればそれが美波言うところの女優だから感じる擬似恋愛感覚なのだろう。舞台も楽しみである。
「かもめ」東京公演
6/20〜7/12 赤坂ACTシアター
〜大阪・広島・名古屋公演他
詳細は下記HPから〜
http://hpot.jp/kamome/index.html

