― クリーム地に白いトーフ、ネギ、しょうが、かつおぶし・・・一見なんだろう?というゆかたかもしれませんが、おもしろいと思います。と、いまさんのコメントとともに送られてきた、A4サイズいっぱいに描かれたイラストたち。
いまさんのイラストをゆかたにするには、幾つかのステップをふみ、まず桝見本(*1)を作ります。
イラストは、ゆかたのほんの1部分なので着姿をイメージして、柄の大小や間隔などバランスをとり、雛形(*2)を作成します。
雛形でデザインを確認した後、イラストの線のままでは細過ぎて、型紙が彫れないので、イラストの持ち味を変えないように、線をギリギリまで太くします。
ゆかたの地色を7〜10色程度決め、それぞれに柄の配色を決めます。同時に柄を活かし、着心地の良い生地を選品します。生地によって色の発色が微妙に異なりますので、実際の生地で桝見本を染めます。
桝見本をもとに、さまざまな修正を加え、最終の地色、配色数を決めます。

このステップを京都むらさきののデザイナー永山公望氏が長年の経験と独特のセンスで、いまさんの持ち味をさらに活かすように工夫しながら、試行錯誤してゆかたを作って行きます。また、ゆかただけじゃなく、一緒にコーディネイトする帯も配色やデザインを同時に考え進めて行きます。
今回、いまさんのイラストをもとに作った雛形はざっと数えただけでも70パターン以上。
色や、柄の微妙な配置で子供っぽくなってしまったり、布の素材で思ったような質感がでなかったり・・・。
いまさんのイラストが大人のおしゃれゆかたとして納得のいくレベルに達するまで、妥協せず試行錯誤を繰り返した結果、出来上がってきたばかりの桝見本がコチラ!!
(*1)桝見本(ますみほん)…実際の生地に原寸大の柄を試し刷りして多色の配色見本を作り、これを元に検討、修正を加え、最終の配色や色数を決めます。
(*2)雛形(ひながた)…実物を形どって小さくしたもののことをいいます。


